新ベートーヴェン全集に基づく交響曲全９曲の大型スコアが、ケース入りセットで刊行されました。

'Beethoven Werke'、いわゆる「新ベートーヴェン全集」は、ベートーヴェンの意図に可能な限り忠実なエディションとして1961年に始動した楽譜シリーズで、1961年から現在まで全56巻のうち約４分の３が刊行されました。交響曲は1994年の第１番・第２番から始まり、2020年までに楽譜としては全９曲が刊行されました（全集本体は一部未刊）。「新全集」はベートーヴェンアルヒーフ（ボン）が編集し、Ｇ・ヘンレ出版社が刊行するもので、室内楽作品などはヘンレ社から演奏譜やスタディ・スコアが刊行されています。一方で管弦楽作品はブライトコップ社が新全集に基づく演奏譜を刊行しています。このたびセットとして販売されるのは、ブライトコップ社から発売されている交響曲全９曲の大型スコアです。